「time」「a time」「the time」の違いとは?意味・使い方・例文をわかりやすく解説!
こんにちは、「KAWABATA ENGLISH」代表の川端です。
英語学習者がつまずきやすいのが、「time」「a time」「the time」の違い。それぞれどんな意味で、どう使い分ければよいのでしょうか?
この記事では、英検1級、TOEIC960点を取得している筆者が、ネイティブが自然に使う例文とともに、3つの表現の違いをわかりやすく解説します。
1. 「time」:抽象的な「時間」
「time」は、数えられない名詞(不可算名詞)で、「時間そのもの」や「時の流れ」を意味します。
例文:
- I don't have enough time to finish this report.(このレポートを終わらせる時間が足りない)
- Time flies when you're having fun.(楽しい時間はあっという間に過ぎる)
ポイント:時間という概念そのものを表す場合は「the」も「a」もつけません。
2. 「a time」:ある一時点、ある時期
「a time」は、「ある特定の時点・時期」を意味する可算名詞です。「one time(ある時)」のようなニュアンスです。
例文:
- There was a time when I wanted to be a musician.(昔はミュージシャンになりたかった時期もあった)
- We had a great time at the beach.(海で素晴らしい時間を過ごした)
ポイント:「一回」や「ある時期」としての「時間」や「出来事」を表すときに使います。
3. 「the time」:特定の「時間」「時刻」
「the time」は、文脈の中で話し手・聞き手が共有している「特定の時間・時刻」を表します。
例文:
- What’s the time now?(今、何時ですか?)
- I remember the time we first met.(私たちが初めて会った時のことを覚えている)
ポイント:「その時間」「あの時」といった、話し手と聞き手が共有している特定の時間を指しています。
4. 「time / a time / the time」の比較表
表現 | 意味 | 可算/不可算 | 例 |
---|---|---|---|
time | 時間全般・抽象的な時間 | 不可算 | I have no time. |
a time | ある一時点 | 可算 | There was a time when... |
the time | 特定の時間・時刻 | 可算 | What’s the time? |
5. よくある間違いと注意点
× Do you know time? → ○ Do you know the time?
※「今何時?」は特定の時間を指すので「the」が必要。
6. まとめ
「time」「a time」「the time」はどれも「時間」に関係していますが、意味の広さ・具体性に大きな違いがあります。
- time:抽象的な時間(不可算)
- a time:ある時、一回、ある時期(可算)
- the time:特定の時間(可算)
ぜひ例文を使って、自然な英語感覚を身につけましょう。
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投稿者プロフィール

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東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC960点