alongside withは間違い?東大卒英語講師が正しい使い方をわかりやすく解説!
「alongside with」は一見使えそうに思える表現ですが、実はネイティブから見ると違和感のある言い回しになることがあります。
この記事では、英検1級、TOEIC960点を取得している筆者が、「alongside」と「with」の違いを明確にし、「alongside with」の使い方が正しいのか、どんな場面で注意すべきかを徹底的に解説します。
✅ この記事でわかること
- 「alongside」と「with」の違い
- 「alongside with」は正しいのか
- よく使われるシチュエーション別例文
- 「together with」「along with」との違い
- 英語学習者がやりがちなミス
- ビジネス・技術英語での実用的な使い分け
🔍 「alongside」は何を意味する?
「alongside」は基本的に「〜の横に」「〜と並んで」という意味の前置詞または副詞です。
📘 基本ポイント
- alongside (前置詞)
「〜と並んで」「〜と一緒に」
例:She works alongside her colleagues.
(彼女は同僚たちと一緒に働いている) - alongside (副詞)
「横に」「並んで」
例:A boat came alongside.
(ボートが横付けした)
❓「alongside with」は正しい英語?
結論から言うと…
❌「alongside with」は基本的に不要で不自然な重複表現です。
英語では、alongside自体に「with(〜と一緒に)」の意味が含まれているため、「with」を重ねて使うと意味が重複してしまいます。
❌ 間違った例
- ❌ She works alongside with him.
→ 不自然な英語。ネイティブはこの形をほぼ使いません。
⭕ 正しい例
- ⭕ She works alongside him.
→ シンプルで自然な表現。
ただし、Google Scholarやニュース記事などの例外的な場面ではごくまれに使われることもあり、完全な文法ミスとは言えない場合もあります。ただし、非ネイティブの英語に多く、避けるのが無難です。
🆚 「with」「together with」「along with」との違い
「with」:最も基本的で広い意味を持つ
- He came with his friend.(友達と一緒に来た)
- I agree with you.(あなたに賛成です)
→ 最も一般的。場所・行動・考えなど多岐に使える。
「together with」:一体感や追加のニュアンス
- She came to the party, together with her sister.
→ 「姉妹も一緒に」という追加の印象を与える。
「along with」:副次的・補足的な存在を強調
- He brought his laptop, along with some documents.
→ メインは laptop、documents は補足的。
「alongside」:物理的なまたは協力するニュアンスが強い
- Soldiers fought alongside civilians.
→ 物理的・精神的に「肩を並べて」という印象がある。
✏️ 使用シーン別の具体例
👔 ビジネス英語での「alongside」
- I worked alongside the CEO on this project.
→ 経営陣と「並んで(対等に)」仕事をしたことを強調。 - Our engineers collaborated alongside the design team.
→ 協働のニュアンスが強い。
🧪 技術英語での「alongside」
- The AI system runs alongside the existing software.
→ 既存システムと「並行して動作」する。 - New code is deployed alongside legacy modules.
→ 新旧が混在しているイメージ。
📚 カジュアルな場面での使い方
- The dog walked alongside the boy.
→ 並んで歩く様子を描写。 - She stood alongside her mother.
→ 精神的な支え・そばにいる印象。
🚫 英語学習者がしやすいミス
❶ 「alongside with」を使ってしまう
- ❌ I worked alongside with them.
→ 冗長な表現。不要な「with」は削除!
❷ 「along with」と混同する
- ❌ I stood along with him.
→ 「along with」は並列というより補足的。 - ⭕ I stood alongside him.
→ 並んで立つ、という物理的意味が強い。
🧠 ニュアンスの違いまとめ
表現 | 主な意味 | ニュアンス |
---|---|---|
with | 〜と一緒に | 汎用的 |
together with | 〜も含めて、〜も加えて | 追加・補足的 |
along with | 〜に加えて、〜と共に | 補足的・付随的 |
alongside | 〜の横に、〜と並んで | 物理的・協働的 |
🧭 学習のヒント:覚え方のコツ
- 「with」:万能接着剤。どんなものでも「一緒に」できる。
- 「together with」:さらに追加で「くっつく」イメージ。
- 「along with」:主役の後ろに「ついてくる」印象。
- 「alongside」:横並びで「対等に立つ/動く」。
✅ 実際にネイティブはどう使ってる?
ネイティブの英語では、以下のような場面で自然に「alongside」が使われます。
- Military reports: “They fought alongside their allies.”
- Tech documentation: “Runs alongside the main process.”
- News articles: “She campaigned alongside her husband.”
一方、「alongside with」はほとんど登場しません。登場しても、英語が母語でない書き手によるケースが多いです。
✨ まとめ
- ✅「alongside with」は文法的に誤りではないが、基本的に避けた方が良い。
- ✅「alongside」で十分に意味は伝わる。
- ✅ 他の類似表現(with / together with / along with)と比較して、場面によって使い分けよう。
- ✅ ネイティブの英語では「協働」「並列」「横にいる」といったニュアンスで「alongside」が活躍する。
📝 練習問題(クイズ)
次の文の空欄に入る最も自然な英語表現を選びましょう:
- She worked _____ her mentor on the research.
- A. alongside
- B. alongside with
- C. together
→ 正解:A. alongside
- The manager came to the meeting, _____ his assistant.
- A. along
- B. along with
- C. alongside
→ 正解:B. along with
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投稿者プロフィール

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東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC960点