✅東大卒英語講師が「be ready to」 の意味と使い方を完全解説|例文・類義表現・誤用も網羅

「be ready to」の意味と使い方を正しく理解できていますか?

実はこの表現、学校英語の「準備ができている」という意味だけではありません。

ビジネス英語や日常会話では、より広いニュアンスで使われており、「覚悟がある」「喜んで~する」などの感情や意志のニュアンスも含まれることがあります。

本記事では、「be ready to」の文法構造から、ネイティブの実際の使い方、類似表現との違い、誤用例まで、英語学習者がつまずきやすいポイントをすべて解説します。


✅ be ready to の基本構文と意味

基本構文

be ready to + 動詞の原形

この構文は、「〜する準備ができている」「〜するつもりだ」「〜する覚悟がある」といった意味を持ちます。

基本的な意味

意味説明
~する準備ができている肉体的・物理的に準備が整っている
~する気がある/覚悟がある精神的・感情的に受け入れる体勢になっている
今にも〜しそうだ直前の状態を表す(文脈により)

📘 例文で理解する be ready to の用法

1. 準備ができている(物理的準備)

  • I'm ready to leave now.(今出発する準備ができています。)
  • She's ready to give her presentation.(彼女はプレゼンの準備が整っている。)

2. 精神的に覚悟ができている/心の準備ができている

  • He's ready to face the consequences.(彼は結果を受け入れる覚悟がある。)
  • Are you ready to move on?(次に進む心の準備はできてる?)

3. 喜んで〜する

  • I'm ready to help you anytime.(いつでも喜んで手伝うよ。)
  • They're ready to accept your offer.(彼らはあなたの提案を喜んで受け入れる準備がある。)

4. 今にも〜しそう(少し古風な用法)

  • The baby is ready to cry.(赤ちゃんは今にも泣きそうだ。)

この意味では、「be about to」と似ていますが、「be ready to」の方が「その動作に必要な条件がすべて整った状態」を表します。


✍️ be ready to と一緒によく使われる動詞

動詞日本語訳用例
leave出発するI'm ready to leave now.
start始めるWe're ready to start the meeting.
help助けるI'm ready to help anytime.
face直面するShe's ready to face reality.
accept受け入れるI'm ready to accept the truth.
take引き受けるHe's ready to take responsibility.

これらの動詞と組み合わせることで、「準備ができている」以外の深いニュアンスも出せます。


⚠️ be ready to のよくある誤用

❌ I’m ready to go to bed early yesterday.

  • 「過去のこと」に使ってしまっている
  • ✅ 正しくは:I was ready to go to bed early yesterday.

be ready toは「状態」なので時制に注意。
過去の出来事には「was ready to」、未来のことには「will be ready to」を使いましょう。


🤝 類似表現との違いと使い分け

1. be ready to vs. be willing to

比較項目be ready tobe willing to
意味〜する準備が整っている〜してもよいと思っている
ニュアンス客観的に準備が整っている主観的な気持ち(嫌じゃない)
例文I'm ready to start.I'm willing to help.

両者は似ていますが、"be ready to"は状況が整っていることを表し、"be willing to"は気持ちの面を表します。


2. be ready to vs. be about to

比較項目be ready tobe about to
意味〜する準備が整っている今まさに〜しようとしている
用法準備完了の状態行動の直前のタイミング
例文I'm ready to start.I'm about to start.

ニュアンスの違いを使い分けることで、より自然な英語が話せます。


🧠 派生表現・関連フレーズ

be ready for + 名詞

  • I'm ready for the test.(テストの準備ができている。)
  • She's ready for the interview.(面接の準備が整っている。)

こちらは、「to + 動詞」ではなく「for + 名詞」の形です。
「名詞のための準備ができている」と覚えましょう。


get ready to + 動詞

  • Hurry up! Get ready to go!(急いで!出かける準備をして!)

「準備が整った状態(be ready)」に対して、「準備する過程(get ready)」を表します。


📚 TOEIC・英検での頻出例

TOEICや英検などの試験でも、「be ready to」は頻出表現です。

  • The staff is ready to serve customers.(スタッフは接客の準備ができている。)
  • We are ready to launch the product.(私たちは製品の発売準備が整っている。)

特にTOEICのPart 5やPart 6で、「be動詞+ready to+動詞」の形で空欄に出題されやすいため、熟語として暗記しておくと有利です。


🎯 英作文・スピーキングで使える表現

「be ready to」を英会話や英作文で活用する際は、以下のような応用表現も便利です。

  • I'm ready to take on new challenges.(新たな挑戦を受け入れる覚悟がある。)
  • Are you ready to make a change?(変化を起こす準備はできている?)
  • She's not ready to forgive him yet.(彼女はまだ彼を許す準備ができていない。)

「覚悟」「心の準備」「乗り気かどうか」などを自然に表現できる、非常に便利なフレーズです。


💡 まとめ:be ready to の使い方をマスターしよう

「be ready to」は単なる「準備ができている」だけではなく、
「覚悟がある」「喜んで〜する」「もうすぐ〜しそう」などの幅広い意味とニュアンスを持つ表現です。

✅ ポイントをおさらい

  • 文法構造:be ready to + 動詞の原形
  • 「物理的準備」だけでなく「精神的覚悟」も表現できる
  • 類義語とのニュアンスの違いに注意(willing to, about to)
  • get ready to や ready for との違いも押さえる

日常会話・ビジネス英語・試験対策すべてに役立つ表現なので、ぜひ使いこなせるようになりましょう。

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投稿者プロフィール

川端 啓豊
川端 啓豊
東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC960点