agree to / with / on の意味の違いと使い分けのコツ
英語で「同意する」と言いたいときに便利な動詞 agree。
しかし、その後に続く前置詞によって意味が微妙に異なるため、使い分けに悩む学習者も多いのではないでしょうか?
「agree to」「agree with」「agree on」の3つはすべて正しい英語ですが、何に同意するかによって前置詞を選ぶ必要があります。
この記事では、それぞれの使い方と覚え方を例文とともにわかりやすく整理します!
✅ 「agree to」:提案・要求・契約などに同意する
agree to は、提案・条件・計画・契約などに対して「同意する」という意味で使われます。
例文:
- She agreed to the plan.(彼女はその計画に同意した)
- We cannot agree to those terms.(その条件には同意できません)
▶️ 名詞(plan, terms, proposal など)が目的語として続きます。
「提案された何かを受け入れる」イメージです。
✅ 「agree with」:人の意見・考え方に同意する
agree with は、人やその人の意見・考えに同意する場合に使います。
例文:
- I agree with you.(あなたに同意します)
- He doesn’t agree with my idea.(彼は私の考えに賛成していない)
▶️ 人(you, him)や考え(opinion, idea)などが続きます。
「その人の考えに賛成する」というニュアンスです。
✅ 「agree on」:具体的な話題・内容について意見が一致する
agree on は、特定のトピックや話題について意見が一致するという意味で使います。
例文:
- We finally agreed on a price.(私たちはようやく価格に合意した)
- They couldn’t agree on the issue.(彼らはその問題について合意できなかった)
▶️ 「話題・項目」や「具体的な事柄」が続きます。
「みんなで話し合って合意に達する」イメージです。
✅ 違いのまとめ
意味 | 対象 | 例文 |
---|---|---|
提案・条件などに同意する | 契約、計画、提案など | She agreed to the proposal. |
人・意見に同意する | 人、意見、考え | I agree with your opinion. |
話題・具体的な内容について合意する | 話題、項目、条件 | We agreed on the schedule. |
✅ 覚え方のイメージ
- agree to:提案や条件という “モノ” に対してOKを出すイメージ → to は「~というモノに対して」という感覚
- agree with:人や考えに賛成 → with は「人と共に」のイメージ
- agree on:みんなで話し合って合意 → on は「共通の話題」の上に立つ感覚
✅ まとめ
agree to / with / on はすべて「同意する」ですが、同意する対象によって前置詞が変わります。
- 提案や条件に同意 → agree to
- 人や意見に同意 → agree with
- 話題や具体的な内容に合意 → agree on
意味の違いを理解すれば、会話やビジネス英語でも安心して使い分けることができます。
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投稿者プロフィール

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東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務。働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC960点