東大卒英語講師がアリゲーターとクロコダイルの違いをわかりやすく解説!
英語で「ワニ」と言うとき、alligator(アリゲーター)とcrocodile(クロコダイル)という2つの言葉があります。
どちらも同じ「ワニ」に見えるかもしれませんが、英語圏ではこの2つははっきり区別されています。
本記事では、英検1級、TOEIC960点を取得した筆者が、これらを徹底的に比較し、英語学習に役立つ知識とともに解説していきます。
この記事でわかること
- アリゲーターとクロコダイルの見た目や性格の違い
- 英語での使い分け方やネイティブの感覚
- 覚えやすい語呂合わせと英語の表現例
- TOEIC・英検にも使える実用英文と語彙
🐊 まずは英単語の意味と発音
単語 | 意味 | 発音(IPA) | 語源 |
---|---|---|---|
alligator | アリゲーター(主にアメリカにいる) | /ˈælɪˌɡeɪtər/ | スペイン語「el lagarto(トカゲ)」 |
crocodile | クロコダイル(世界中に広くいる) | /ˈkrɑː.kə.daɪl/ | ギリシャ語「krokodilos(川の虫)」 |
発音のコツ:
- alligator は「アリゲーター」と日本語でよく言われますが、英語では「アリゲイター」に近い音。
- crocodile は「クロカダイル」のように発音します。「クロコダイル」とは少し違います。
🔍 アリゲーターとクロコダイルの見た目の違い(やさしい英語つき)
英語で違いを説明できるようにしてみましょう。
比べるポイント | alligator(アリゲーター) | crocodile(クロコダイル) |
---|---|---|
鼻の形 | 丸くて広い(U字) a round, wide nose | とがって長い(V字) a long, pointy nose |
歯の見え方 | 口を閉じると、上の歯だけが見える only the top teeth are visible | 口を閉じても上下の歯が見える both top and bottom teeth can be seen |
色 | 黒っぽいグレー dark gray or black | 緑や茶色っぽい green or light brown |
住む場所 | アメリカの川や池などの淡水 freshwater (like rivers and lakes) | アフリカやアジアの淡水・海水 freshwater and saltwater |
📝 例文で覚えるそれぞれの違い
- An alligator has a round nose. A crocodile has a pointy nose.
アリゲーターは丸い鼻をしている。クロコダイルはとがった鼻をしている。 - You can see both the top and bottom teeth in a crocodile.
クロコダイルは上下の歯が見える。 - Alligators live in freshwater, like rivers and swamps.
アリゲーターは川や湿地のような淡水に住んでいる。 - Crocodiles can live in both freshwater and saltwater.
クロコダイルは淡水と海水の両方に住める。
🌍 どこに住んでいる?
- Alligators live mostly in the USA and China, especially in places like Florida and Louisiana.
- Crocodiles can be found in Africa, Australia, Southeast Asia, and other parts of the world.
アメリカのフロリダ州では、アリゲーターとクロコダイルが同じ地域にいる珍しい場所もあります。
⚠️ 性格や危険性の違い
- Crocodiles are more dangerous.
クロコダイルのほうが攻撃的です。 - Alligators are usually shy and quiet.
アリゲーターはふだんおとなしく、人間を怖がります。
🎵 子どもが使う英語のあいさつに「ワニ」が出てくる?
英語には、子どもたちがよく使うリズミカルなあいさつ表現があります。
- See you later, alligator!(じゃあね、アリゲーター!)
- After a while, crocodile!(またね、クロコダイル!)
一見すると「なぜワニ?」と不思議に感じるかもしれませんが、これは英語のライム(rhyme)=語呂合わせを楽しむ言葉遊びなのです。
🧩 英語初級者が混乱しやすいポイント
🔸 なぜワニが出てくるの?
→ 意味があるというより、語尾の音が似ているからです。
- later と alligator:語尾が「エイター」で揃う
- while と crocodile:語尾が「アイル」で揃う
子どもたちは、このような音の響きが楽しくて覚えやすいため、日常的に使います。
🔸「またね」と「クロコダイル」に意味のつながりはあるの?
→ 意味のつながりは特にありません。
📚 どこで使われているの?
- 子ども向けの絵本や英語歌
- 幼稚園や小学校の英語授業
- 遊びの中でのあいさつや言葉のやり取り
たとえば:
- 絵本『See You Later, Alligator』
- 童謡風のリズムソングやチャンツ
- 「Bye bye, butterfly!」「Out the door, dinosaur!」といった続き表現もあります
🧠 覚えやすい語呂合わせ
- Alligator → A = America(アメリカに住んでいる)
- Crocodile → C = Coast(海岸)(海水にも住める)
🎓 英語試験にも役立つ語彙とフレーズ
単語 | 意味 | 発音 |
---|---|---|
reptile | 爬虫類 | /ˈrep.taɪl/ |
predator | 捕食動物 | /ˈpred.ə.tər/ |
freshwater | 淡水 | /ˈfreʃˌwɔː.tər/ |
saltwater | 海水 | /ˈsɒltˌwɔː.tər/ |
dangerous | 危険な | /ˈdeɪn.dʒər.əs/ |
英検・TOEICでは「動物」「環境保護」「水辺の生き物」などのトピックは出題されやすい語彙です。
✅ 最後にまとめ
比較項目 | Alligator(アリゲーター) | Crocodile(クロコダイル) |
---|---|---|
鼻の形 | 丸くて広い | 細くてとがっている |
歯の見え方 | 上の歯だけ | 上下の歯 |
色 | 黒っぽい | 緑っぽい・茶色っぽい |
生息地 | アメリカ、淡水 | アフリカなど、淡水と海水 |
性格 | おとなしい | 攻撃的で危険なことも |
アリゲーターとクロコダイルは英語では完全に別の動物として扱われています。英語学習者としては、その違いを理解し、簡単な言葉で説明できるようにしておくと、スピーキング力もアップします。
💬 英語講師からのひとこと
このような「似ている英単語の違い」を学ぶことで、英語の語彙力だけでなく文化的理解・表現力・会話力も同時に伸ばすことができます。
ぜひ次の英語スピーキング練習では、
“Do you know the difference between an alligator and a crocodile?”
と聞かれたときに、自信をもって答えられるようにしてみましょう!
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投稿者プロフィール

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東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC960点