東大卒英語講師がapply to と apply for の違いを完全解説!│意味・使い方・例文・よくある間違いまで
「apply to」と「apply for」の使い分けに迷ったことはありませんか?
どちらも「申し込む」「応募する」という意味で使われますが、前置詞が違うだけでニュアンスや使い方が変わってきます。
この記事では、英検1級、TOEIC960点を取得した筆者が、英語学習者が混乱しやすい「apply to」と「apply for」の違いを、ネイティブの感覚も交えて、例文たっぷりでわかりやすく解説します。
🎯 結論:apply to は「どこに応募するか」、apply for は「何に応募するか」
まずはシンプルに使い分けをまとめます。
表現 | 意味 | 具体例 |
---|---|---|
apply to | どこに応募・申請するか(応募先) | I applied to Harvard University. |
apply for | 何に応募・申請するか(対象) | I applied for a scholarship. |
つまり、「誰に」「どこに」→ apply to、「何を」→ apply for、という関係です。
🔍 apply to の意味と使い方
✔ 基本の意味
「apply to」は、「〜に申し込む/応募する/申請する」という意味です。
対象は学校・会社・組織・機関など、「申請先・応募先」を表します。
✔ 例文で確認
- I applied to Waseda University last year.
昨年、早稲田大学に出願しました。 - She applied to Google for a job.
彼女はグーグルに職を求めて応募しました。 - Have you applied to any companies yet?
もうどこかの会社に応募しましたか?
✔ 応用:法律や規則が「当てはまる」という意味の場合も
- This rule applies to all employees.
このルールは全社員に適用されます。
apply to は「申請する」以外にも「適用する」「当てはまる」という意味で使われます。文脈に応じて判断しましょう。
📨 apply for の意味と使い方
✔ 基本の意味
「apply for」は、「〜を申し込む/〜を申請する」という意味です。
対象は職・ビザ・許可・ローン・奨学金などの具体的な“モノや機会”になります。
✔ 例文で確認
- I applied for a job at Amazon.
アマゾンの職に応募しました。 - He applied for a visa to study in Canada.
彼はカナダ留学のためのビザを申請しました。 - We applied for government support.
私たちは政府の支援を申請しました。
✔ 応用:使い分けの組み合わせ
- I applied to the embassy for a visa.
大使館にビザを申請しました。
このように、apply to + 組織、apply for + 対象のように、両方の前置詞を組み合わせることも可能です。
💡 よくある間違いと注意点
❌ I applied for Waseda University.
→これは少し不自然。大学は「どこに応募したか」の対象なので、apply toが正解です。
✔ 正しくは:
- I applied to Waseda University.
❌ I applied to a job.
→これもNG。job(仕事)は「何に応募したか」なので、apply forが正解です。
✔ 正しくは:
- I applied for a job.
🧠 覚え方のコツ(語順イメージ)
apply to:→ どこへ(to)出すのか?
- to の方向性がポイント。「向かっていく感覚」です。
📌 例:I applied to the company.(その会社に向けて)
apply for:→ 何を(for)求めるのか?
- for は「~のために」「~を得るために」という目的を示します。
📌 例:I applied for the position.(その職を得るために)
📚 TOEICでも頻出!
applyはビジネスでもよく使われることからTOEICでも頻出です。代表的な例文を紹介します。
TOEIC例文:
- You should apply for the position by Friday.
(金曜日までにその職に応募すべきです。) - Applications must be sent to the HR department.
(応募書類は人事部へ送付しなければなりません。)
✅深堀ポイント
✔ apply の品詞・文型
- apply は自動詞なので、後に目的語は直接とれません。
だからこそ、前置詞が必要になります。 - 正しい文型:
apply + to + 場所/人
apply + for + 物・目的
✔ apply の発音とアクセント
- 発音:/əˈplaɪ/(アプライ)
- アクセントは「プ」に置かれます(a-PLÝ)。
- 第1音節ではなく、第2音節にアクセントがある点に注意!
🌱 関連表現も覚えましょう!
表現 | 意味 | 例文 |
---|---|---|
application form | 申請書類 | Fill out this application form, please. |
applicant | 応募者・申請者 | We received over 200 applicants. |
applicable | 適用可能な | The rule is not applicable in this case. |
🏁 まとめ:apply to / for の最重要ポイント
表現 | 意味 | 対象例 | 例文 |
---|---|---|---|
apply to | どこに申請するか | 大学・会社 | I applied to IBM. |
apply for | 何を申請するか | 職・ビザ・奨学金 | I applied for a work visa. |
両方使う場合:
- I applied to the university for a scholarship.
このように文の構造を意識すれば、使い分けも自然に身につきます。
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投稿者プロフィール

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東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC960点