✅東大卒英語講師が「be likely to」 の意味・使い方・例文・注意点を完全解説!
英語学習者にとって、「be likely to」は非常に便利でよく使われる表現の一つです。
しかし、その使い方を誤解している人も多く、会話やライティングで曖昧なまま使ってしまうこともあります。
この記事では、「be likely to」の意味・使い方・応用・誤用例・関連表現を徹底解説します。
英会話からTOEIC・ライティングまで、幅広く対応できるように、例文を豊富に交えてわかりやすく説明します。
1. be likely to の基本構文
まずは構文をおさえましょう:
主語 + be likely to + 動詞の原形
この構文で「主語が~しそうだ」「~する可能性が高い」という意味を表します。
🔸 例:
- He is likely to win the game.
(彼はその試合に勝ちそうだ)
2. 意味:可能性が高い・~しそうだ
「be likely to」は、何かが起こる可能性が高い、起こると考えられているというときに使います。確実ではないが、かなりありそう、という“柔らかい予測”を含みます。
✅ ポイント:
- 客観的な根拠や状況に基づいた推測
- ネイティブは日常会話でも頻繁に使用
- 口語・ビジネス・論文まで幅広く使える
3. 肯定文の例文と解説
以下に実際の使用例を示します。
🔹日常会話で
- She is likely to come to the party.
(彼女はパーティに来そうだ) - It’s likely to rain tonight.
(今夜は雨が降りそうだ)
🔹ビジネスで
- The company is likely to increase its revenue this year.
(その会社は今年、収益が増えそうだ) - We are likely to face some challenges in Q4.
(第4四半期にはいくつかの課題に直面する可能性がある)
🔹ニュース・報道文調で
- The law is likely to pass in the parliament.
(その法案は議会で可決されそうだ)
4. 否定文・疑問文の作り方
否定形:be unlikely to
- He is unlikely to apologize.
(彼が謝ることはなさそうだ) - It’s unlikely to snow this week.
(今週は雪は降らなそうだ)
👉「not likely to」とするのはやや不自然。「unlikely to」が一般的。
疑問形
- Is she likely to attend the meeting?
(彼女は会議に出席しそうですか?) - Are we likely to meet the deadline?
(締め切りに間に合いそうですか?)
5. 文脈によるニュアンスの違い
「be likely to」は文脈によって強さが変わります。
文脈 | 意味の強さ | 備考 |
---|---|---|
天気・自然現象 | やや高い確率 | 科学的データが根拠 |
感情・行動予測 | 主観的予測 | 文脈・話者の印象に依存 |
ビジネスレポート | 客観的に見せる主観 | 柔らかい言い回しとして好まれる |
6. 「it is likely that」の使い方と違い
「it is likely that SV」の形もよく使われます。
- It is likely that he will win the election.
(彼が選挙に勝つ可能性が高い)
➡︎ 「主語が長い時」や「フォーマルな文章」によく使われます。
✅ be likely to:口語寄り
✅ it is likely that:文語寄り
7. 類似表現との違い
表現 | 意味 | ニュアンス |
---|---|---|
be likely to | ~しそう | 客観的・一般的予測 |
may / might | ~かもしれない | 可能性はあるが確度が低い |
probably | おそらく~だろう | ややカジュアル、話者の印象 |
possibly | ひょっとすると~かも | さらに確率が低い |
be bound to | ~するに決まっている | ほぼ確実(強い確信) |
8. TOEICや英会話での活用
TOEICでは、Part 7(長文)で頻出です。企業レポート・業績予測・会議メモなどで「be likely to」が自然に使われます。
- “The number is likely to increase next year.”
(その数値は来年増加しそうです)
英会話では:
- “Do you think he’s likely to say yes?”
(彼、イエスって言いそう?)
9. よくある間違いと注意点
❌ 動名詞を続けてしまう
誤:She is likely coming.
正:She is likely to come.
→ 必ず「to + 動詞の原形」
❌ likely単独で主語にしない
誤:Likely, he will win.
正:He is likely to win.
または:It is likely that he will win.
10. まとめ
「be likely to」は、可能性・予測・見込みなどを表す非常に重要な表現です。特にビジネスや試験英語でも頻出で、使いこなせると表現力が大きく広がります。
🔑 ポイントおさらい:
- 「be likely to + 動詞原形」で「~しそう」
- 否定形は「be unlikely to」
- it is likely that との違いも理解
- may / probably などとの違いも意識
- TOEIC・ビジネス英語でも頻出!
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投稿者プロフィール

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東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC960点