✅be prone to とは?東大卒英語講師が意味・例文・tend toとの違いをわかりやすく解説!
英語学習をしていると、「be prone to」という表現に出会うことがよくあります。
日常会話からビジネス英語まで幅広く活躍しますが、微妙なニュアンスや文法を理解していないと不自然になってしまうことも…
この記事では、英検1級、TOEIC960点を取得している筆者が、意味・文法・ニュアンス・似た表現との違い・例文をまとめて解説します
1. be prone to とは?
be prone to は「〜しがちだ」「〜になりやすい」という意味で、特に望ましくない傾向やリスクを表すときに使います。
健康、事故、失敗、悪い習慣など、ネガティブな文脈でよく登場します。
例文
- I’m prone to headaches.(私は頭痛になりやすい)
- This region is prone to flooding.(この地域は洪水が起こりやすい)
💡 ポイント:ポジティブな内容にはあまり使わない(例:× He is prone to success)
2. 基本の文法構造
通常、be prone to の「to」は前置詞なので、後ろには名詞または動名詞(〜ing形)が来ます。
形
主語 + be動詞 + prone to + 名詞/動名詞
名詞の例
- He is prone to injury.(彼は怪我をしやすい)
動名詞の例
- She is prone to making mistakes.(彼女はミスをしがちだ)
3. 動詞の原形が来る場合
ただし英会話をはじめとして、一部では、be prone to + 動詞原形 の形も見られます。
例:
- He is prone to make mistakes.(彼はミスをしやすい)
この場合、「to」は前置詞ではなく不定詞の一部になっています。
つまり、
- prone(〜しやすい)
- to make mistakes(ミスをすること)
が一つの意味のかたまりになっている形です。
動名詞との違い
- 動名詞(〜ing):一般的・ややフォーマル
- He is prone to making mistakes.(ミスをしがちだ)
- 不定詞(動詞原形):やや口語的・直接的
- He is prone to make mistakes.(ミスをしやすい)
どちらも文法的に正しいですが、試験やビジネス英語では動名詞が無難です。
4. tend to / be likely to との違い🔍
表現 | ニュアンス | 主な使い方 | 後ろの形 |
---|---|---|---|
be prone to | ネガティブな傾向 | 弱点・リスク説明 | 名詞・動名詞・(不定詞) |
tend to | 習慣的な傾向 | ポジ/ネガ両方 | 動詞原形 |
be likely to | 起こる可能性 | 予測 | 動詞原形 |
使い分けの目安
- be prone to:悪いことが起こる傾向
- tend to:中立的な傾向
- be likely to:将来そうなりそう
5. よく使う場面と例文
健康関連 🩺
- I’m prone to catching colds in winter.(冬は風邪をひきやすい)
- People with weak immune systems are prone to infections.(免疫力が低い人は感染しやすい)
性格・行動
- He is prone to overthinking.(彼は考えすぎる傾向がある)
- She is prone to losing her temper.(彼女は怒りっぽい)
- He is prone to make careless mistakes.(彼はうっかりミスをしやすい)
環境・場所
- Japan is prone to earthquakes.(日本は地震が多い国だ)
- Coastal areas are prone to hurricanes.(沿岸地域はハリケーンが発生しやすい)
6. 間違えやすいポイント⚠️
- ポジティブな内容には使わない
× He is prone to success.
→ He is likely to succeed. が自然 - 前置詞のtoと不定詞のtoを混同しない
- 前置詞のto → 名詞/動名詞
- 不定詞のto → 動詞原形
- be prone for は誤用
prone の後は基本的に to
7. 応用形
応用形も合わせておさえておくと、ボキャブラリーの幅が広がります!
- accident-prone(事故を起こしやすい)
- injury-prone(怪我をしやすい)
- disaster-prone area(災害が起こりやすい地域)
8. 会話でのコツ💬
- 自分や相手の弱点をやんわり伝えるときに便利
- ビジネス英語ではリスク説明に効果的
- ネガティブさをやわらげたいときは “a bit” を加える
- I’m a bit prone to motion sickness.(私は少し乗り物酔いしやすい)
9. 実践的な例文を紹介!
・I’m prone to stress when deadlines are close.
締め切りが迫るとストレスを感じやすい。
・He’s prone to exaggerating stories.
彼は話を大げさにしがちだ。
・Our country is prone to natural disasters.
我が国は自然災害が多い。
・She’s prone to forgetting details.
彼女は細かいことを忘れがちだ。
・He is prone to make errors under pressure.
彼はプレッシャーがかかるとミスをしやすい。
10. まとめ🌟
- be prone to = (ネガティブな)〜しがち、〜になりやすい
- 後ろは名詞・動名詞が基本形だが、不定詞(動詞原形)が来る場合もある
- tend to / be likely to と文脈で使い分ける
- 健康、性格、環境など幅広い文脈で活躍
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投稿者プロフィール

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東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC960点