✅東大卒英語講師がbe willing to の意味と使い方を徹底解説【例文多数・be ready toとの違いも】
「be willing to」は英語学習者が頻繁に目にする表現ですが、正確なニュアンスや使い方を理解している人は意外と少ないです。
この記事では、英検1級、TOEIC960点を取得している筆者が、「be willing to」の基本的な意味から応用表現、似た表現との違い、注意点までを丁寧に解説します。
✅ be willing to の基本構文と意味
まずは基本的な構文を見てみましょう。
構文:
be willing to + 動詞の原形
(〜する気がある/〜しても構わない)
例文:
- I'm willing to help you.
(喜んで手伝います/手伝ってもいいですよ)
この表現は、「進んで〜する」という意味合いで、「〜してもいいよ」という軽い合意や好意的な姿勢を示すときに使います。
日本語では「〜してもいいよ」「〜するつもりだ」「〜する覚悟がある」などの訳が状況によって当てはまります。
✅ 「be willing to」が使われる代表的な場面
1. 軽い協力・申し出を表す
相手に何か提案されたとき、「自分はやっても構わないですよ」と伝えるときに使います。
例文:
- I'd be willing to stay late if you need help.
(必要なら残業してもいいですよ) - She's willing to babysit on weekends.
(彼女は週末に子守りしても構わないと言っている)
2. 交渉やビジネスでの「譲歩」を表す
完全に乗り気ではないが「〜ならやってもいい」と譲歩する場面でよく使われます。
例文:
- We’re willing to reduce the price if you place a large order.
(大量注文してくれるなら値引きに応じてもいいですよ) - I'm willing to consider your proposal.
(あなたの提案を検討する気はあります)
3. 人の姿勢・気持ちを述べるとき
前向きな態度をやや控えめに示す言い方として使われます。
例文:
- He’s always willing to learn.
(彼はいつも学ぶ姿勢を持っている) - Are you willing to take a risk?
(リスクを取る覚悟はありますか?)
✅ be willing to の類似表現との違い
🔸 be ready to との違い
表現 | ニュアンスの違い |
---|---|
be willing to | 心情的に「やってもいいよ」「構わないよ」 |
be ready to | 準備が整っている、物理的・心理的にいつでも可能な状態 |
例文比較:
- I'm willing to give a speech.(スピーチしてもいいよ)
- I'm ready to give a speech.(スピーチの準備ができている)
👉 willing は気持ち・姿勢、ready は状態や準備の完了度に焦点があります。
🔸 be eager to との違い
表現 | ニュアンスの違い |
---|---|
be willing to | 「やってもいい」という控えめな前向き |
be eager to | 「ぜひやりたい!」という積極的・意欲的な気持ち |
例文比較:
- She’s willing to help.(手伝ってもいいよ)
- She’s eager to help.(彼女は積極的に手伝いたがっている)
🔸 would like to との違い
「would like to」は「〜したい」の意志をストレートに表す表現ですが、「willing」はその意志を控えめに伝える・相手に委ねるような響きがあります。
例文:
- I'd like to join the project.(プロジェクトに参加したい)
- I'm willing to join the project.(参加しても構わない)
👉 「willing」の方が柔らかく、丁寧な響きを持ちます。
✅ be willing to の否定形・疑問形
否定形:be unwilling to
「〜する気がない」「やりたくない」という意味になります。
例文:
- He’s unwilling to cooperate.
(彼は協力する気がない) - I'm not willing to take that risk.
(そのリスクは取りたくない)
疑問形:
Are you willing to 〜? の形で、相手の気持ちを丁寧に確認できます。
例文:
- Are you willing to work on weekends?
(週末に働く意思はありますか?) - Would you be willing to wait a little longer?
(もう少しお待ちいただけますか?)
👉 「Would you be willing to」は非常に丁寧な表現として、ビジネスや接客でよく使われます。
✅ TOEIC・英検での出題傾向
「be willing to」はTOEICや英検でも頻出です。特に以下のような形で登場します:
- 会話文中の提案や依頼:「Would you be willing to〜?」
- メール文中の交渉:「We are willing to offer a discount」
- 表現の言い換え:「be willing to」=「be happy to」「agree to」など
TOEIC600〜800点台のスコアを目指す方にとっては、このような表現の言い換え問題は落とせないので、しっかり意味と使い方を理解しておきましょう。
✅ よくある誤用・注意点
❌ willing to の主語に注意
「be willing to」は人に対して使います。無生物主語で使うと不自然になることがあります。
不自然:
- This manual is willing to explain everything.
(このマニュアルは全部説明してくれる)→ ❌
正しくは:
- This manual explains everything clearly. ✅
❌ “I’m willing to helping” はNG
to の後は動詞の原形です。「〜する気がある」と言いたいときに「動名詞」を使ってしまわないように注意。
✅ ビジネス英語での活用例
✔ 提案や依頼
- Would you be willing to take the lead on this project?
(このプロジェクトのリーダーを引き受けてもらえますか?) - We are willing to negotiate the price.
(価格交渉に応じるつもりです)
✔ 採用面接で
- I’m willing to relocate if necessary.
(必要であれば転勤も構いません) - I’m willing to work overtime to meet deadlines.
(納期のためなら残業もいといません)
👉 柔らかく前向きな姿勢を伝える際に、非常に便利な表現です。
✅ 英作文やスピーキングでの使い方ヒント
- 「〜してもいいよ」「〜に応じるつもり」= be willing to
- 「やる気がある」と言いたいときの遠回しな言い方として使う
- 面接や交渉で自分の柔軟性を示すのに役立つ
- 「would you be willing to...?」で丁寧に依頼できる
✅ まとめ
- be willing toは「〜してもいい」「〜する気がある」といった前向きな気持ちを表す英語表現
- be ready toやbe eager toとはニュアンスが異なる
- ビジネスでもカジュアルでも使える万能表現
- TOEICや英検でも頻出なので要チェック
- 柔らかく意見や意志を伝えるときに非常に便利
💡 be willing toは一見シンプルな表現ですが、丁寧で控えめな主張をしたいときに非常に役立ちます。ネイティブらしい自然な英語を身につけるためにも、ぜひ日常英会話や英作文に取り入れてみてください。
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投稿者プロフィール

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東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC960点