東大卒英語講師が「bear(動詞)」の意味と使い方を徹底解説!│例文とendureとの違いも
英語学習をしていると、動詞 bear は「熊」以外の意味で頻出するため、戸惑う学習者は多いです。
動詞で使われる際には 「耐える」「負う」「産む」「実を結ぶ」「持つ」 と幅広い意味を持ち、日常会話からビジネス英語、さらには文学作品まで幅広く登場します。
本記事では、英検1級、TOEIC960点を取得している筆者が、動詞 bear のすべてを整理し、他の類義語との違いや実践的な使い方まで深掘りしていきます。
1. bear の語源と基本イメージ
動詞 bear は古英語 beran(運ぶ・支える) に由来します。
「重いものを支えて持つ」というイメージがすべての意味の基盤になっています。
そこから次のように派生しました。
- 苦痛や責任を 支える → 耐える・負う
- 子を 運ぶ → 産む
- 木が実を 持つ → 実を結ぶ
- 感情や特徴を 持つ → 表す
つまり、「物理的・精神的に支える」ことが共通のイメージです。
2. bear の主要な意味と例文
(1) 耐える・我慢する(endure, tolerate)
最もよく使われる意味。精神的・肉体的な苦痛を我慢することを表します。
- I can’t bear the pain any longer.
(これ以上、その痛みに耐えられない。) - She could hardly bear to watch the movie.
(彼女はその映画を見るのに耐えられなかった。)
👉 can’t bear to do と can’t bear doing はどちらも可能。
ニュアンスはほぼ同じですが、to不定詞は一度きりの動作、動名詞は継続的な動作を表す傾向があります。
例:
- I can’t bear to leave you now.(今この瞬間、去るのは耐えられない)
- I can’t bear leaving my family behind.(家族を置いて行き続けるなんて耐えられない)
(2) 負う・背負う(carry, take responsibility for)
責任や義務、費用などを「背負う」という意味。契約書やビジネス文書でも頻出です。
- The company must bear the cost of damages.
(会社は損害の費用を負担しなければならない。) - He bore full responsibility for the failure.
(彼はその失敗の全責任を負った。)
👉 responsibility / cost / burden とよく一緒に使われます。
(3) 産む(give birth to)
「子を産む」という意味。文語的ですが、文学作品や生物学的な記述でよく出ます。
- She bore him a son.
(彼女は彼に息子を産んだ。) - This species bears live young.
(この種は胎生で子を産む。)
👉 過去分詞は「born」であることに注意。
- He was born in London.(彼はロンドンで生まれた)
(4) 実を結ぶ・生み出す(produce, yield)
植物が「実をつける」、努力が「成果を生む」ときに使います。
- The apple tree bears fruit every autumn.
(そのリンゴの木は毎年秋に実をつける。) - His hard work will bear fruit soon.
(彼の努力はすぐに実を結ぶだろう。)
👉 ビジネスでも「成果を生む」比喩でよく使われます。
(5) 感情・特徴を持つ(show, have)
「〜を抱く」「〜を持つ」というニュアンス。
- She bore him no ill will.
(彼女は彼に悪意を抱いていなかった。) - The document bears his signature.
(その書類には彼の署名がある。)
3. 定番フレーズとイディオム
bear with(我慢する・付き合う)
- Please bear with me for a moment.
(少々お待ちください。)
bear in mind(心に留める)
- Bear in mind that this is just a draft.
(これは草案にすぎないことを覚えておいてください。)
grin and bear it(嫌でも我慢する)
- Sometimes you just have to grin and bear it.
(時には笑って耐えるしかない。)
bear fruit(実を結ぶ)
- The project finally bore fruit.
(そのプロジェクトはついに成果を上げた。)
4. 類義語との違い
bear vs endure vs tolerate
- bear:重さや苦痛を「支える」イメージ(耐える姿に感情がこもる)
- endure:長期間続く苦難を「耐え抜く」イメージ(フォーマル)
- tolerate:不快なものを「仕方なく許容する」イメージ
例:
- I can’t bear this heat.(この暑さには耐えられない=感情的)
- He endured years of hardship.(彼は何年もの困難を耐え抜いた=長期的)
- I can’t tolerate smoking in this room.(この部屋での喫煙は許容できない=不快感)
5. ビジネス英語での使い方
- bear responsibility(責任を負う)
- bear the cost/expense(費用を負担する)
- bear in mind(留意する)
👉 契約書や報告書で頻出。
- All parties shall bear their own expenses.
(すべての当事者は各自の費用を負担するものとする。)
6. TOEIC・英検での出題ポイント
- TOEIC:ビジネス文書で「責任・費用を負担する」の意味がよく登場
- 英検準1級〜1級:比喩的表現(bear fruit, bear in mind)が頻出
例題(TOEIC形式):
- The company must ______ the cost of shipping.
A. take
B. bear
C. bring
D. endure
👉 正解:B(費用を負担する = bear the cost)
7. まとめ
動詞 bear は一見バラバラな意味を持ちますが、
「重いものを支えて持つ」イメージ でつながっています。
- 苦痛に耐える
- 責任を負う
- 子を産む
- 実を結ぶ
- 感情や特徴を持つ
さらに bear with / bear in mind / bear fruit など定番表現を押さえることで、日常会話からビジネス、試験対策まで幅広く対応できます。
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投稿者プロフィール

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東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC960点