東大卒英語講師が「compel」の覚え方・使い方・例文を徹底解説|語源とforceとの違いも紹介!
英語学習者なら必ず出会う動詞、compel。
意味は「強制する」「〜せざるを得なくする」ですが、ニュアンスは “相手の意思ではなく、外的要因によって行動を促す” というイメージです。
この記事では、英検1級、TOEIC965点を取得している筆者が、compel の意味・使い方・覚え方を語源・例文・類義語とともにわかりやすく解説します!
✅ compel の意味
意味:(人を)強制する/〜せざるを得なくする
The law compels citizens to pay taxes.
(法律は市民に納税を義務づけている。)
I was compelled to apologize.
(私は謝らざるを得なかった。)
His speech compelled the audience to take action.
(彼のスピーチは聴衆を行動に駆り立てた。)
👉「感情・状況・法律などが“動かす”」という点がポイント。
✅ ニュアンスのポイント
compel =「外部からの力によって行動させられる」
✔ 自分の意思ではなく、状況に押されて行動
✔ 法律・状況・感情・圧力など強い背景
✔ 相手が「抵抗しても動かざるを得ない」イメージ
例:
Financial problems compelled him to quit the job.
(経済的事情により、彼は仕事を辞めざるを得なかった。)
✅ compel の覚え方 🎯
① 語源で理解
compel = com(完全に)+ pel(押す/追いやる)
→ 「完全に押す」= 動かす → 強制する
語源のイメージがそのまま意味に対応。
②イメージで理解
- 背中を“グイッ”と押される
- 状況に追い込まれて仕方なく決断
- 気持ちが動かされて行動せずにいられない
👉 “自発ではなく、外部からの力” がキーワード。
✅ よく出る使い方
compel A to B(AにBさせる/仕向ける)
His passion compelled me to join.
(彼の情熱に動かされ、参加せざるを得なかった。)
be compelled to(〜せざるを得ない)
We were compelled to accept the offer.
(私たちはその提案を受け入れざるを得なかった。)
compelling(形容詞:強制力のある・説得力のある)
a compelling reason
(やむを得ない理由/納得せざるを得ない理由)
✅ 例文
The situation compelled us to make a decision.
(状況が私たちを決断に追い込んだ。)
Her story was so moving that it compelled action.
(彼女の話は行動せずにいられないほど心を動かした。)
We felt compelled to report the issue.
(私たちはその問題を報告せざるを得なかった。)
✅ 類義語との違い
| 単語 | 意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| force | 力で強制する | 物理的・直接的 |
| pressure | プレッシャーをかける | 精神的圧力 |
| oblige | 義務づける | 礼儀・道徳的責任 |
| compel | 押されて行動させる | 外的要因で仕方なく動く |
👉 force が“乱暴な強制”なら、
compel は“避けられない状況による強制”。
✅ TOEIC・英検でのポイント
- TOEICでは契約・規則・ビジネス決定文脈で頻出
- 英検では小論文や読解で「感情や状況が人を動かす」という表現に便利
- be compelled to V が特に常用
例(英検ライティング)
People are compelled to change when circumstances shift.
(状況が変われば、人は変わらざるを得ない。)
✅ まとめ
compel = 外部の力によって“させられる・動かされる”
語源:「完全に押す → 行動させる」
→ force ほど物理的ではなく、
状況や理由によって避けられない強制というのが特徴です。
I was compelled to accept it.
(私はそれを受け入れざるを得なかった。)
この一文で感覚がつかめます。
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私自身、働きながら英検1級・TOEIC965点を取得し、また公認会計士試験に働きながら一発で合格した経験を踏まえて、多忙な方でも実践可能な英語習得法を提供しています。
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投稿者プロフィール

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東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC965点






