東大卒英語講師が「dispute」の覚え方・使い方・例文を徹底解説|語源とdebateとの違いも紹介!

ニュースやビジネス英語、試験でもよく出てくるdispute

意味は「論争する」「異議を唱える」ですが、単なる口論ではなく、正当性や事実をめぐる“正式な争い” のニュアンスがあります。

この記事では、英検1級、TOEIC965点を取得している筆者が、dispute の意味・使い方・覚え方語源・例文・類義語とともにわかりやすく解説します。


✅ dispute の意味

動詞:論争する・異議を唱える

  • The employees disputed the new policy.
    (従業員たちは新しい方針に異議を唱えた。)

名詞:論争・紛争・対立

  • There was a dispute between the two countries.
    (両国の間で紛争が起きた。)

👉 日常会話では「言い争い」よりも、
ニュース・ビジネス・法的な「対立」を表すときによく使われます。


✅ ニュアンスのポイント

dispute = 相手の主張を“はっきり否定する”強い意見の対立

単なる「意見の違い(difference)」ではなく、

  • 契約の内容
  • 給与や条件
  • 領土問題

といった「利害関係のある衝突」を表します。


✅ dispute の覚え方 🎯

① 語源で理解

dispute = dis(反対)+ putare(考える)
→ 「相手の考えに反対する」 → 論争する・異議を唱える


② 語呂合わせで覚える(自然で意味と一致)

👉 「弟子ピュッと怒って論争!」= dispute


③ イメージで覚える

  • 言葉のキャッチボールが激化 → dispute
  • 意見の衝突 → dispute
  • 法廷で「その主張に異議あり!」 → dispute

👉 「calm(穏やか)」の逆の状態。


✅ よく出る表現

  • in dispute(争われている状態)
     例:The matter is still in dispute.
     (その問題はまだ争われている。)
  • dispute over / about ~(~をめぐる争い)
     例:a dispute over land ownership
     (土地所有をめぐる紛争)
  • settle a dispute(争いを解決する)

✅ 例文

  • They disputed the results of the election.
    (彼らは選挙結果に異議を唱えた。)
  • Labor disputes are common in the manufacturing industry.
    (製造業では労働争議がよくある。)
  • The issue was settled without dispute.
    (その問題は争いなく解決された。)

✅ 類義語との違い

単語意味ニュアンス
argue口論する・主張する一般的な言い争い
quarrelけんかする感情的・個人的
debate議論する論理的・フォーマル
dispute論争する・異議を唱える正式・社会的・ビジネス的対立

👉 「debate」が討論会的であるのに対し、dispute は“現実の衝突”に近いイメージ。


✅ TOEIC・英検でのポイント

  • TOEICでは「労使問題」「契約条件」などで頻出
  • 英検準1級以上では「政治・経済・国際問題」の文脈で出題

例:

The workers are in dispute with the management over wages.
(労働者は賃金をめぐって経営陣と争っている。)


✅ まとめ

dispute = 異議を唱える・争う・論争する

→ 感情+理屈がぶつかる公の争いを表す単語。

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投稿者プロフィール

川端 啓豊
川端 啓豊
東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC965点