東大卒英語講師が「effective」と「effectiveness」の違いをAIや辞書よりもわかりやすく解説!どちらを使えばいいか迷わなくなる完全ガイド
英語を学んでいると必ずと言っていいほど出会う単語、「effective」と「effectiveness」。
どちらも「効果」に関係していることは分かるけれど、どう違うの?どう使い分けるの?そんな疑問に、英検1級、TOEIC960点を取得している筆者が、AIや辞書よりもわかりやすく解説します。
この記事では、次のような疑問がスッキリ解決します:
- 「effective」は形容詞?「effectiveness」は名詞?
- 「効果的な」と「効果」はどう違うの?
- TOEIC・ビジネス英語でよく出る使い方とは?
🔍 まずは結論:「effective」は形容詞、「effectiveness」は名詞
単語 | 品詞 | 意味 | 例文 |
---|---|---|---|
effective | 形容詞 | 効果的な | The new policy is effective. |
effectiveness | 名詞 | 効果、効力 | We measured the effectiveness of the ad. |
effective は「効果的な〇〇」と形容詞として何かを修飾します。
一方で、effectiveness は「効果そのもの」を指す名詞で、何かの成果や影響力を評価・測定する場面でよく使われます。
🧠 ニュアンスの違いを例文で比較!
1. 形容詞「effective」の例文と訳
- The new drug is effective against COVID-19.
→ この新薬はCOVID-19に効果的だ。 - She gave an effective presentation.
→ 彼女は効果的なプレゼンを行った。 - It's important to find effective ways to study.
→ 効果的な勉強法を見つけることが重要だ。
👉 このように「どのような状態か?」を説明する場合は「effective」を使います。
2. 名詞「effectiveness」の例文と訳
- The effectiveness of the vaccine is still under investigation.
→ ワクチンの効果はまだ調査中だ。 - We need to assess the effectiveness of our marketing strategy.
→ マーケティング戦略の有効性を評価する必要がある。 - There's a debate about the effectiveness of online education.
→ オンライン教育の効果について議論がある。
👉 「効果そのもの」「効果の程度」を主語や目的語として述べるときに使います。
📚「effect」「effective」「effectiveness」の違いを徹底整理!
英語学習者が混乱しやすいのが、「effect」「effective」「effectiveness」の3つ。
見た目は似ていますが、それぞれ品詞・意味・使い方の焦点が異なります。
以下の表で一度しっかり整理しましょう。
単語 | 品詞 | 意味 | 用法の焦点 | 例文 |
---|---|---|---|---|
effect | 名詞 | 効果、影響(結果そのもの) | 何かの結果として現れる影響 | The new law had a big effect on society.(その新しい法律は社会に大きな影響を与えた) |
effective | 形容詞 | 効果的な | 方法・行動・手段などが有効である状態 | This is an effective way to save energy.(これはエネルギーを節約する効果的な方法です) |
effectiveness | 名詞 | 効果の程度、有効性 | どれくらい効いているかを数量的に評価 | We analyzed the effectiveness of the campaign.(そのキャンペーンの効果の程度を分析した) |
🔎 「effect」と「effectiveness」の明確な違いとは?
✅ effect は「影響・効果」という結果の存在そのものに注目
- effect は「何かが起きた結果」としての“効果”や“影響”を表します。
- ポジティブ・ネガティブの両方のニュアンスで使われることがあります。
例:
Stress can have a negative effect on your health.
ストレスは健康に悪い影響を与えることがある。
📝 ポイント:「effect」は何が起きたかの結果や余波を語るときに使います。
✅ effectiveness は「効果の程度」や「どれくらい役立ったか」という性能評価
- 「effectiveness」は、政策・戦略・方法などがどのくらい成功したか・効いたかを評価する言葉です。
- 特にビジネス・医療・研究分野で頻出。
例:
We tested the effectiveness of the new medicine.
その新薬の有効性を試験した。
📝 ポイント:「effectiveness」は定量的・客観的に“効いているか”を測るときに使います。
💡 たとえばこんな違い
文 | 意味 | 説明 |
---|---|---|
The effect of the ad was huge. | 広告の影響は大きかった。 | 実際に何が起きたか(影響の存在) |
The effectiveness of the ad was high. | 広告の効果の程度は高かった。 | どのくらい期待通りに効いたか(性能) |
🔸 effect は「現れた現象」
🔸 effectiveness は「効き目の強さ・確かさ」
💼 ビジネス英語での使い分けのコツ
✅ effective のビジネス使用例
- Effective communication is key to success.
→ 効果的なコミュニケーションは成功の鍵です。 - The new sales strategy has proven effective.
→ 新しい販売戦略は効果的であると証明された。
✅ effectiveness のビジネス使用例
- We conducted a survey to evaluate the effectiveness of remote work.
→ リモートワークの有効性を評価するため調査を実施した。 - The effectiveness of leadership training is hard to measure.
→ リーダーシップ研修の効果を測るのは難しい。
💡 ポイント:ビジネスシーンでは「effective」でその施策がよいかを評価し、「effectiveness」でどれくらい成果が出たかを測ることが多いです。
🧪 TOEIC・英検でよく出るのはどっち?
- TOEICでは「effective」が頻出(広告・ビジネス文書でよく出題)
- 「effectiveness」はやや難語。Part 6やPart 7の長文中に出る傾向
✅ TOEIC例題:
Q: Which of the following words best completes the sentence?
“Regular feedback is essential for the ______ of employee training programs.”
A) effective
B) effect
C) effectiveness
D) affecting
✅ 正解:C) effectiveness
→ training programsの「効果」そのものを述べているため。
🙅♂️ よくある間違いに注意!
誤用 | 修正例 |
---|---|
❌ The effectiveness method is useful. | ⭕ The effective method is useful. |
❌ We used a very effectiveness way. | ⭕ We used a very effective way. |
❌ The new policy is very effectiveness. | ⭕ The new policy is very effective. |
👉 名詞「effectiveness」を形容詞的に使ってしまうミスが多発。
形容詞が必要な場面では、必ず「effective」を使いましょう!
📌 使い分けチェッククイズ(英作文)
次の日本語を英語にしてみましょう!
- 彼のプレゼンはとても効果的だった。
- この治療法の効果は証明されていない。
- 効果的な戦略を考える必要がある。
- 会議の有効性をどうやって測定しますか?
答え例:
- His presentation was very effective.
- The effectiveness of this treatment has not been proven.
- We need to come up with an effective strategy.
- How do you measure the effectiveness of a meeting?
🔚 まとめ:どちらを使うか迷ったらこの基準で!
判断基準 | 選ぶべき語句 |
---|---|
「効果的な(形容詞)」 | ✅ effective |
「効果・効力(名詞)」 | ✅ effectiveness |
文の主語や目的語になる場合 | ✅ effectiveness |
方法や手段を説明したい場合 | ✅ effective |
✨ 最後にひとこと
「effective」と「effectiveness」の違いは、一見単純そうで奥が深いものです。
特に英語スピーキングやライティングでは、この使い分けができるかどうかで、伝わるかどうかが大きく変わってきます。この記事を何度も読み返し、例文を実際に声に出して練習してみましょう!
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私自身、海外経験がありませんが、働きながら英検1級・TOEIC960点を取得し、また公認会計士試験に働きながら一発で合格した経験を踏まえて、多忙な方でも実践可能な英語習得法を提供しています。
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投稿者プロフィール

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東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC960点