【レビュー】TOEIC単語帳の定番『金のフレーズ』は本当に効果があるのか？
川端 啓豊TOEIC対策の参考書として圧倒的な人気を誇るのが、『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』。
通称「金フレ」と呼ばれ、多くのTOEIC受験者に支持されています。
この記事では、TOEIC960点の筆者が、実際に使用した経験をもとに、金のフレーズのメリット・デメリットや使い方のコツを詳しくレビューします。
金のフレーズとは？
『金のフレーズ』は、TOEIC満点講師・TEX加藤氏が監修した単語帳です。
TOEICに特化した語彙が、出題頻度や得点力に基づいて厳選されています。
- 対象レベル：TOEIC600～
- 収録語数：約1,000語＋補足語彙
- 構成：得点別フレーズ（600点・730点・860点・990点）＋復習用例文
メリット（おすすめポイント）
- TOEIC頻出語に完全特化
無駄な単語が一切なく、試験に出る語だけを効率よく覚えられます。 - フレーズ形式で記憶に残る
単語単体ではなく、文脈ごと覚えられるのでリスニングにもリーディングにも有効です。 - スキマ時間に最適な構成
1フレーズが短く、電車内や休憩中の5分でも学習可能です。 - 学習の目安が明確
点数別に分類されており、現在の自分のレベルや目標に応じて使い分けできます。
デメリット（注意点）
- 発音・音声が必須
書籍だけでは発音が身につかないので、必ず無料音声を活用しましょう。 - TOEIC以外ではやや不向き
ビジネス英語全般や日常会話には対応していないため、用途はTOEICに限定されます。 - 初心者には少しハード
英語初学者には語彙量が多く感じられるため、「銀のフレーズ」から始めるのも選択肢です。
おすすめの使い方
- 1日20～30フレーズを反復しながら少しずつ進める
- 音声を聞きながらシャドーイング（音読）する
- 付箋やアプリ（Ankiなど）に落とし込み、復習サイクルを作る
金のフレーズは、「スコアアップに直結する単語だけを覚えたい」という方には、間違いなく最適な一冊です。
特に、短期間で600～900点台を目指す社会人には非常に相性が良いでしょう。
まとめ：TOEIC対策の王道単語帳
『金のフレーズ』は、TOEICで結果を出すための語彙習得において最強クラスの教材です。
使い方さえ間違えなければ、語彙力がスコアに直結する感覚を体感できるはずです。
TOEIC対策で単語帳選びに迷っているなら、まずはこの一冊から始めることをおすすめします。
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投稿者プロフィール
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東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格（合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格：公認会計士、英検1級、TOEIC960点
