東大卒英語講師が「matter(動詞)の意味と使い方を徹底解説│importantとの違いも!
英語学習をしていると「matter」は名詞(問題・事柄)としてよく見かけますが、動詞 としての使い方に戸惑う人は多いはずです。
動詞の matter はシンプルながらも、会話・ビジネス・試験のすべてで頻出します。
本記事では、英検1級、TOEIC960点を取得している筆者が、動詞 matter の意味、ニュアンス、使い方を例文とともに詳しく解説します。
1. matter 動詞の基本イメージ 🎯
動詞 matter のコアは 「重要である」「問題になる」 という意味です。
日本語の「大事だ」「影響がある」に近く、主語にあたる物事がどれくらい意味を持つのかを表します。
👉 ポイント
- 主語は人ではなく 事柄・要素・数字・条件 が多い
- 否定文・疑問文でも自然に使える
2. matter の基本的な使い方と例文
(1) 重要である
- It doesn’t matter what people say.
(人が何と言おうと重要ではない。) - Every second matters in this situation.
(この状況では一秒一秒が重要だ。) - What really matters is whether we can trust him.
(本当に大事なのは、私たちが彼を信頼できるかどうかだ。)
(2) 〜にとって重要である(matter to)💡
- Your opinion matters to me.
(あなたの意見は私にとって重要だ。) - It doesn’t matter to them how much it costs.
(費用がいくらかは、彼らにとって問題ではない。)
(3) 大差ない・問題にならない
- Does it really matter if we’re late?
(遅れたところで本当に問題になる?) - It doesn’t matter whether you choose A or B.
(Aを選ぶかBを選ぶかは大した問題じゃない。)
3. matter のイディオム表現
- It doesn’t matter.(気にしなくていい)
- As a matter of fact(実のところ)
- No matter how / what / when(〜であっても)
例:
- No matter how hard he tries, he can’t win.
(彼がどんなに頑張っても勝てない。)
4. matter と類義語の違い
matter vs important
- matter:動詞。「重要である」と述べる
- important:形容詞。「重要な性質」を説明
👉 What matters is how we act now.
(大事なのは今どう行動するかだ。)
matter vs count ✅
- matter:一般的に「意味がある/大事」
- count:数や評価の「勘定に入る」ニュアンス
👉 Every vote matters.(すべての票が重要だ)
👉 Every vote counts.(すべての票が数に入る)
5. ビジネス英語における matter 📊
- What really matters is meeting the deadline.
(本当に重要なのは締め切りを守ることだ。) - It doesn’t matter who takes the credit as long as the job is done.
(仕事が終わるなら、誰の手柄かは問題にならない。)
👉 本質を押さえる場面でよく使われます。
6. TOEIC・英検での matter ✍️
- TOEIC:ビジネス文書や会話で「It doesn’t matter」「What matters is〜」が頻出
- 英検準1級〜1級:エッセイで「What matters most is〜」を使うと文章が洗練され、高評価につながります。
例:
- What matters most in education is equality of opportunity.
(教育で最も重要なのは機会の平等だ。)
まとめ ✅
動詞 matter は短い単語ながら、会話・ビジネス・試験すべてで必須の表現です。
- matter = 重要である/問題になる
- matter to 人 = 人にとって大事
- 定番表現 It doesn’t matter / What matters is〜 / No matter〜 は必修
シンプルな単語だからこそ、使いこなせば英語力が一段と自然に見えますので、ぜひおさえておきましょう!
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投稿者プロフィール

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東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC960点