東大卒英語講師が解説!monitorは動詞でも使える?意味と使い方をAIや辞書よりもわかりやすく解説!
こんにちは、英語コーチの川端です。
今回のテーマは、意外と知られていない動詞の使い方をもつ単語 「monitor」。
「モニター=画面」のイメージが強いかもしれませんが、実は英語では動詞として頻繁に使われる非常に実用的な単語です。
この記事では、英検1級、TOEIC960点を取得している筆者が、「monitor」の動詞としての意味と使い方について、初心者向けにわかりやすく解説します。
1. 動詞「monitor」の意味とニュアンス
動詞「monitor」には以下のような意味があります:
- ~を継続的に観察する、監視する
- 変化・異常がないかを確認しながら追跡する
- (一定の基準やルールに沿って)チェックし、必要に応じて対応する
単に「見る」「確認する」というよりも、長期的・計画的に見守るというニュアンスを含みます。
例:
ビジネス → 売上・進捗・リスクをモニターする
医療 → 患者の体調をモニターする
IT → ネットワークやサーバーをモニターする
2. 実用例文:ジャンル別に紹介
🔹 ビジネス英語での「monitor」
- Our manager monitors all customer feedback to improve service.(マネージャーはサービス向上のためにすべての顧客フィードバックを監視しています)
- The finance team closely monitors monthly expenditures.(財務チームは月々の支出を厳密にモニタリングしている)
🔹 IT・テクノロジー分野
- This system automatically monitors server performance.(このシステムは自動でサーバーのパフォーマンスを監視します)
- The app monitors user behavior to detect suspicious activity.(このアプリはユーザーの行動を監視して、不審な動きを検出します)
🔹 医療・健康分野
- The nurse monitored the patient’s heart rate throughout the night.(看護師は一晩中、患者の心拍数をモニタリングしていた)
- We need to monitor his blood pressure regularly.(彼の血圧を定期的に観察する必要があります)
3. 「monitor」の語源とイメージ
「monitor」の語源は、ラテン語の「monere(警告する、忠告する)」に由来しています。
つまり、もともとは「見守って問題があれば警告する」という発想の単語です。
この背景を知っておくと、単なる「見る」や「観察する」とは違った深みを感じられますね。
4. 名詞との違いと混同注意ポイント(初心者にもわかりやすく解説)
「monitor」という単語は、名詞と動詞で意味が大きく異なります。英語学習者が混同しやすいので、ここでしっかり区別しておきましょう。
■ 名詞の「monitor」の意味
名詞で使うと、「モニター」としての物理的な“もの”を表します。
- 画面(パソコンや監視カメラなどの表示装置)
- 監視装置(センサーなども含む)
- 監視役・モニター役の人(行動を見守る立場の人)
🟩 例文:
The security guard watched the monitor all night.
(警備員は一晩中モニター画面を見ていた)
ここでの「monitor」は「画面」という名詞です。「watch(見る)」の対象として使われています。
■ 動詞の「monitor」の意味
動詞で使うと、「監視する」「観察する」「状態を継続的にチェックする」といった“行為”そのものを表します。
🟦 例文:
The guard monitored the building from the control room.
(警備員はコントロールルームからビルを監視していた)
ここでは「monitor」が動詞で、「監視する」という意味です。対象は「building(ビル)」で、場所は「from the control room(監視室から)」。
■ 混同しやすいポイント
英語学習者がよく混乱するのは、「モニターを見る=monitor」だと思い込んでしまうことです。しかし、英語では次のように区別されます:
行為 | 英語表現 | 補足 |
---|---|---|
モニター画面“を見る” | watch the monitor | 名詞のmonitorを「目で見る」動作 |
映像や状況を“監視”する | monitor the footage / building | 動詞のmonitorで「監視・観察する」 |
たとえば「カメラ映像を監視する」と言いたいとき、「I watched the monitor」では“画面を見ていただけ”のニュアンスになります。
本当に「監視」していたなら、「I monitored the footage」や「I monitored the building」が正確です。
✅ ポイントまとめ
- monitorは名詞=モノ(装置・人)、動詞=行為(観察・監視)
- 「画面を見る」と「監視する」は英語では全く別の表現
- 使う場面に応じた使い分けが重要
5. よくあるコロケーション(組み合わせ)
動詞「monitor」は、以下のような単語とよく一緒に使われますので、こちらもあわせておさえておきましょう:
monitor + 名詞 | 意味・例 |
---|---|
monitor progress | 進捗を管理する |
monitor activity | 行動・活動を監視する |
monitor temperature | 温度を監視する |
monitor traffic | 交通・アクセス状況を観察する |
6. まとめ:動詞「monitor」は使いこなす価値あり!
「monitor」は単なる名詞としての「モニター」だけでなく、ビジネスやテクノロジー、医療の現場で日常的に使われる動詞です。
今後、英語を使うシーンで「観察する」「チェックする」という表現が必要になったとき、ぜひ動詞「monitor」を使ってみてください。
ニュアンスを理解して使いこなすことで、英語表現の正確さと説得力が一段アップします。
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投稿者プロフィール

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東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC960点