once in a blue moonの意味をAIや辞書よりもわかりやすく網羅的に解説!

こんにちは、「KAWABATA ENGLISH」代表の川端です。

この記事では、英検1級、TOEIC960点を取得している筆者が「once in a blue moon」の語源、ネイティブがよく使う例文、ビジネスシーンでの使い方、そして誤用を避けるポイントまで、AIや辞書よりもわかりやすく解説します。


1. 「once in a blue moon」の意味

once in a blue moon は、「非常にまれに」「ごくたまにしか起こらないこと」という意味で使われます。

・I eat fast food once in a blue moon. (ファストフードはごくたまにしか食べない)

📌 日本語でいう「十年に一度」「めったにないこと」に近い表現です。


2. 語源:なぜ「青い月」=「まれなこと」なの?

「blue moon(青い月)」とは、実際に空が青く見えるわけではありません。
天文学では、1ヶ月に2回満月が起きたときの2回目の満月のことを「blue moon」と呼びます。

通常、満月は約29.5日ごとに訪れるため、月に2回満月が見られるのは約2〜3年に一度だけ。
このことから「blue moon=非常にまれなこと」となり、イディオムとして定着しました。

💡 ちなみに、本当に月が青く見えることもあります(火山灰などで)。しかし、それはこの表現の由来ではありません。


3. ネイティブが使う「once in a blue moon」の例文

例文
We only go to fancy restaurants once in a blue moon.高級レストランにはめったに行かない。
He visits his hometown once in a blue moon.彼が実家に帰るのはごくたまにだ。
That kind of opportunity comes once in a blue moon.あんなチャンスは滅多にないよ。

語順の注意:
この表現は文末で使われることがほとんどですが、文頭に置くことも可能です。

Once in a blue moon, I take a day off. (たまには休みを取ることもある)


4. 誤用しやすいポイント

  • 話し言葉中心の表現
    → ビジネスの文書や公式なレポートには不向き。カジュアルな会話やスピーチでは効果的。
  • blue”=気分が落ち込む、ではない!
    →「blue」は「憂うつな」の意味もありますが、ここでは全く関係なし。

5. ビジネス英語での使い方は?

カジュアルな場ではOK、フォーマル文書では避けるのが無難。
会議や社内チャットでの会話では使えます。

A: Do you ever work on weekends?
B: Only once in a blue moon!
(週末に働くことある?/たま〜にだけね)

⚠ 一方で、契約書・報告書などでは “rarely” や “almost never” を使いましょう。


6. 類義語との比較|rarely / hardly ever / once in a blue moon の違い

「once in a blue moon」と似た意味を持つ表現に、「rarely」や「hardly ever」があります。
どれも「頻度が低い」ことを示しますが、ニュアンスや使用場面には微妙な違いがあります。

表現意味使用シーンニュアンス
rarelyめったに~ない書き言葉・論文・ニュース客観的・やや硬め
hardly everほとんど~しない日常会話・中立的使用頻度がやや高い/ややカジュアル
once in a blue moonとてもまれに会話・話を印象的にしたいとき比喩的で、やや感情を込めた言い回し

違いを一言で表すなら:

  • rarely → フラットで形式的:「客観的に見て、頻度が低い」
  • hardly ever → 話し言葉:「一応たまにはあるけど、ほとんどない」
  • once in a blue moon → 詩的&比喩的:「めったにない、でも印象に残るような希少さ」

📌 たとえば、次のように使い分けます:

I rarely eat sweets.(あまり甘いものは食べません)
I hardly ever watch TV these days.(最近はほとんどテレビを見ない)
I eat cake once in a blue moon.(ケーキを食べるなんて、本当にたまにだけ)

7. まとめ

  • 「once in a blue moon」は「ごくまれに」という意味のイディオム
  • 語源は「月に2回起きる満月」=2〜3年に一度
  • 会話・エッセイ・ストーリーで効果的な表現
  • 文末が基本。フォーマル文書では控えめに

🌕 もし「once in a blue moon」に出会ったら、意味だけでなく背景にも思いを馳せてみてください。英語表現の奥行きがもっと面白くなるはずです。


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投稿者プロフィール

川端 啓豊
川端 啓豊
東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC960点