people は可算名詞?東大卒英語講師が意味と使い方を徹底解説【豊富な例文付き】
英語学習者の多くが混乱するのが people の数え方 です。
「person の複数形は people」と学校で習いますが、実際には 人数を数える場合 も 民族を表す場合 もあり、文脈ごとにニュアンスが異なります。
本記事では、英検1級・TOEIC960点を取得している筆者が、people が可算名詞として使われる具体例 を中心に、意味・使い分け・例文を丁寧に解説します。
1. people の基本ルール 🎯
(1) 「人々」= 可算名詞(複数形扱い)
- people = person の複数形
- 数を数えられる可算名詞
- 動詞は複数形に一致
例:
- Three people are waiting outside.
(3人が外で待っている。)
👉 この場合は「人々」を数えているので可算名詞。
(2) 「民族・国民」= 可算名詞
people には「民族・国民」という意味もあり、このときも可算名詞です。
例:
- The Japanese are a hardworking people.
(日本人は勤勉な民族だ。) - Many different peoples live in Africa.
(アフリカには多くの民族が住んでいる。)
👉 この場合は peoples と複数形にできるのが特徴。
(3) 「人々全体」を指す場合
文脈によっては、人数を数えるのではなく「人々全体」を表す使い方もあります。ただし、文法的には常に複数扱いの可算名詞 です。
例:
- People say this town is dangerous at night.
(人々はこの町は夜危ないと言う。)
👉 この場合も people は複数名詞で、単に「人数を特定していない」だけです。
2. people が可算名詞であることの具体例 💡
(1) 数を表すとき
- Ten people attended the meeting.
(10人が会議に出席した。)
👉 数詞と一緒に使えるのは可算名詞の証拠。
(2) 複数の民族を表すとき
- The native peoples of the Americas suffered greatly.
(アメリカ大陸の先住民族は大きな苦難を経験した。)
👉 民族 を数えるので可算。
(3) 個人をまとめて表すとき
- Different people have different opinions.
(人が違えば意見も違う。)
👉 個々の人を「数えられるもの」として扱っている。
3. people と person の違い
- person:個々の「1人」を指す。フォーマル。
- One person is waiting.(1人が待っている)
- people:通常は複数形。「人々」全般を指す。カジュアルで一般的。
- Two people are waiting.(2人が待っている)
👉 persons という複数形も存在するが、法律文書や規約などに限定されます。
4. 例題で理解を深めましょう ✍️
例題:
Choose the correct word.
"There are many different ______ in the world."
A. person
B. people
C. peoples
D. persons
👉 正解:C(民族という意味なら peoples)
5. 覚え方 🧠
- person → people(複数形)
- people → peoples(民族の複数形)
👉 「人を数えるときも、民族を数えるときも people は可算名詞」と覚えるとスッキリします。
まとめ ✅
- people = person の複数形 → 常に可算名詞
- people = 民族・国民 → 可算名詞(複数は peoples)
- 「人々全体」を指すときも、文法的には複数の可算名詞扱い
👉 people は常に可算名詞 と覚えておけば安心です。
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投稿者プロフィール

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東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC960点