東大卒英語講師が「put up with」 の意味と覚え方を徹底解説!│endureとの違いも
英語学習者にとって「put up with」はよく耳にするフレーズですが、直訳では意味が分かりにくいため、なかなか覚えづらい表現です。
本記事では、英検1級、TOEIC960点を取得している筆者が、「put up with = 我慢する・耐える」 の覚え方を、語源・イメージ・例文を交えながら徹底的に解説します。
1. put up with の基本意味 🎯
put up with = (嫌なことを)我慢する・耐える
という意味で、日常会話でもビジネスでも非常によく使われます。
- I can’t put up with his attitude anymore.
(もう彼の態度には我慢できない。) - She has to put up with a lot of stress at work.
(彼女は職場で多くのストレスに耐えなければならない。)
👉 ポイント
- 主語は 人
- 「嫌だけど耐える」ニュアンスが強い
- ネガティブな状況に限定して使われやすい
2. 覚え方:イメージでとらえる 🧠
「put up with」を直訳すると「〜を持ち上げて一緒にいる」。
そこから 「嫌な荷物を持ち上げて背負ったまま一緒に歩く → 我慢する」 というイメージで覚えると定着します。
👉 覚え方の工夫:
- put up = 持ち上げる / 掲げる
- with = 一緒に
つまり、「嫌なものを持ち上げて一緒に連れて行く → 仕方なく我慢する」 というストーリーで理解すると忘れにくいです。
3. よく使う形と例文
(1) can’t put up with 〜(我慢できない)
- I can’t put up with the noise.
(その騒音には耐えられない。)
(2) put up with + 人 / 行動
- How do you put up with your boss?
(どうやって上司に耐えてるの?)
(3) 過去形・完了形でも頻出
- She put up with a lot of hardships in her life.
(彼女は人生で多くの困難に耐えてきた。)
4. 類似表現との違い 💡
put up with vs tolerate
- put up with:くだけた口語的表現。嫌な感情を伴う。
- tolerate:フォーマル。書き言葉やビジネス文書で使う。
例:
- I can’t put up with his lies.(もう無理!)
- The system cannot tolerate such errors.(システムはそのようなエラーを許容できない。)
put up with vs endure
- endure:長期間にわたり耐え抜くイメージ(フォーマル)。
- put up with:日常的で軽い言い回し。
例:
- He endured years of poverty.(彼は長年の貧困に耐え抜いた。)
- I can’t put up with this traffic jam.(この渋滞にはもう我慢できない。)
5. ビジネス英語での put up with 📊
フォーマルな場面では tolerate や endure を選ぶことが多いですが、口頭の会話や同僚とのやりとりでは put up with がよく使われます。
- Employees often have to put up with tight deadlines.
(従業員は厳しい締め切りに耐えなければならないことが多い。) - Customers will not put up with poor service.
(顧客は質の悪いサービスを我慢しないだろう。)
6. TOEIC・英検での出題ポイント ✍️
- TOEIC:リスニングpart3の会話問題に出やすいです。
- 英検準1級〜1級:パラフレーズ問題で tolerate や endure と置き換えられるケースがあります。
例題(TOEIC形式):
- I can’t ______ this noise anymore.
A. put up with
B. put off
C. put out
D. put on
👉 正解:A(「この騒音にはもう耐えられない」)
7. まとめ ✅
put up with = 嫌なことを我慢する・耐える
- イメージ:嫌な荷物を掲げて一緒に持ち歩く → 我慢する
- 類似表現:tolerate(フォーマル)、endure(長期的)
- 定番フレーズ:can’t put up with〜
👉 会話で自然に「我慢する」を表現するなら、まず put up with をマスターしましょう。
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投稿者プロフィール

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東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC960点