TOEIC IPテストは就活で使える?│東大卒英語講師が公式テストとの違いと企業の評価を徹底解説 !
就活を控えた学生や転職活動中の方の中には、「TOEIC IPテストのスコアはエントリーシートに書けるのか?」 と疑問に思う人も多いでしょう。
結論から言うと、IPテストの評価は企業によって異なり、場合によっては全く認められないケースもあるため、就活で安心して使いたいなら 公開テストを受けておくのが安全策 です。
この記事では、英検1級、TOEIC960点を取得している筆者が、TOEIC IPテストの特徴・公開テストとの違い・就活での評価・安全な対策を詳しく解説します。
1. TOEIC IPテストとは? 📝
TOEIC IPテスト(Institutional Program Test)は、大学や企業が団体単位で実施するTOEICです。
- 受験申込:大学や企業を通じてのみ可能
- 試験内容:リスニング100問+リーディング100問(公開テストと同一形式)
- 結果:スコアは公式と同じ10~990点
- 証明書:公式認定証(Certificate of Achievement)は発行されず、スコアレポートのみ
2. 公式公開テストとの違い ⚖️
項目 | 公開テスト | IPテスト |
---|---|---|
実施主体 | ETS(IIBC) | 大学・企業 |
受験申込 | 個人で可能 | 団体受験のみ |
会場 | 全国の公開会場 | 大学・企業の教室や会議室 |
スコア証明書 | 公式認定証あり | なし(スコアレポートのみ) |
就活での信頼性 | 高い | 企業によって扱いが異なる |
👉 「公式認定証があるかどうか」が最大の違いであり、就活の安心感にも直結します。
3. TOEIC IPテストは就活で使える? 💡
企業ごとの対応はバラバラ
- 公式テストのみ認める企業
→ 外資系・大手企業ではこの傾向が強い - IPテストも評価対象とする企業
→ 一部の中小企業や、大学推薦ルートでは使えることが多い
採用担当者がTOEICに精通している場合の注意点
- 一部の担当者は「IPテストは公開テストよりも点数が出やすい」と認識しています。
- そのため、同じ800点でも「公開テストの方が信頼できる」と判断される可能性があります。
- 特に英語を業務で多用する企業や外資系企業では、この傾向が強くなります。
👉 「IPスコアは公開テストに比べて評価が低い場合がある」 ことを理解しておくべきです。
4. 就活での効果的なアピール方法 🚀
① エントリーシートへの書き方
- 公開テスト → 「TOEIC L&R 〇〇点(公開テスト)」
- IPテスト → 「TOEIC L&R 〇〇点(IPテスト)」
👉 面接の際に公開テストかIPテストか聞かれる場合があるため、正確に「IPテスト」と明記することが大切です。
② 面接での伝え方
- 「現在、公開テストも受験予定」と伝えると安心感を与えられる
- 学習過程や努力の姿勢を具体的に説明すると説得力が増します。
③ 公開テストを受けるのが安全策
- IPテストはスコアが高く出やすいとみなされる場合がある
- 公開テストなら、どの企業でも信頼される
- IPテスト=参考、公開テスト=本命 というスタンスで活用するのがベスト
5. 結論:公開テストを受けておくのがベスト ✅
- IPテストは便利だが、使えないケースがある
- 採用担当者がTOEICに詳しい場合、IPテストのスコアは信頼性に疑問を持たれる可能性がある
- 安全策としては 公開テストを必ず受けておくべき
👉 TOEICスコアを就活の武器にするなら、IPテストだけではく、公式テストも受けておくことが最も安心で効果的です。
6. まとめ 📌
- TOEIC IPテストは大学・企業が団体で実施する形式で、スコアは公開テストと同じ基準
- ただし 公式認定証が出ないため、就活で使えない企業がある
- 採用担当者によっては「IPは点数が出やすい」と認識しており、公開テストより信頼度が低く見られることも
- 就活で安心して活用するには公開テストを受けておくのがベスト
👉 「就活で不利になりたくない」なら、公開テストを必ず押さえておきましょう。
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当スクールでは、東大法学部卒・公認会計士の代表が、仕事と両立しながら英語を独学で習得した実体験をもとに、各生徒に応じたオーダーメイドの学習法を提案し、学習のスケジュール管理をしています。
私自身、働きながら英検1級・TOEIC960点を取得し、また公認会計士試験に働きながら一発で合格した経験を踏まえて、多忙な方でも実践可能な英語習得法を提供しています。
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投稿者プロフィール

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東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC960点