東大卒英語講師が「whatsoever」の意味と使い方を徹底解説!│whateverの違いも

英語を学習していると「not 〜 whatsoever」というフレーズに出会うことがあります。

この whatsoever は「少しも」「全く」という強調の役割を持ち、特に 否定を徹底的に強める ときに使われます。

本記事では、英検1級、TOEIC960点を取得している筆者が、whatsoever の正しい意味と使い方 を例文とともにわかりやすく解説します。


1. whatsoever の基本意味 🎯

whatsoever = 全く〜ない / 少しも〜ない

👉 基本的には 否定文 と一緒に使い、「ゼロであること」を強調します。

  • I have no idea whatsoever.
    (まったく見当もつかない。)
  • He showed no interest whatsoever in the plan.
    (彼はその計画に全く興味を示さなかった。)

2. 使い方のポイント

(1) 否定語と一緒に使う

not, no, none, nothing など否定を表す語とセットで登場します。

  • She had no doubt whatsoever.
    (彼女には少しの疑いもなかった。)
  • There is nothing whatsoever we can do.
    (私たちにできることは全くない。)

(2) フォーマル寄りの表現

whatsoever は フォーマルな響き を持ち、ビジネスや契約書などでも使われます。

  • The company accepts no responsibility whatsoever for any damages.
    (当社はいかなる損害に対しても一切責任を負いません。)

👉 日常会話なら at all がよく使われます。

  • I don’t understand it at all.(まったく理解できない)
  • I don’t understand it whatsoever.(全く理解できない → かしこまった言い方)

(3) 文末に置かれることが多い

強調のため、文末に置かれるケースが一般的です。

  • He had no money whatsoever.
    (彼には全くお金がなかった。)
  • They offered no help whatsoever.
    (彼らは全く助けを提供しなかった。)

3. whatsoever と類似表現の違い 💡

whatsoever vs at all

  • at all:カジュアルで日常的
  • whatsoever:フォーマルで強調度が高い

例:

  • I don’t know at all.(全然知らない → 普通の会話で自然)
  • I don’t know whatsoever.(全く知らない → 書き言葉・強調的)

whatsoever vs whatever

  • whatever:文脈次第で「何でも」「〜であろうと」など意味が広い
  • whatsoever:否定の強調専用

例:

  • You can choose whatever you like.(好きなものを何でも選べる)
  • I have no reason whatsoever.(全く理由がない)

4. TOEIC・英検での出題ポイント ✍️

  • TOEIC:契約書や注意文で頻出(No refunds whatsoever など)
  • 英検準1級〜1級:語彙問題をはじめとして、長文でも頻出です。

例題(英検準1級レベル):
The company will take no responsibility ______ for the loss.
A. whatsoever
B. whenever
C. wherever
D. whoever

👉 正解:A


5. 例文で確認 ✅

  • I have no doubt whatsoever about his ability.
    (彼の能力については全く疑いがない。)
  • She has shown no improvement whatsoever.
    (彼女は全く改善を見せていない。)
  • We received no information whatsoever from the authorities.
    (当局からは全く情報を受け取っていない。)

まとめ ✨

  • whatsoever = 全く・少しも(否定の強調専用)
  • 否定語(no, not, nothing など)と一緒に使う
  • 文末に置くのが一般的
  • at all よりフォーマルで強い響き

👉 日常会話なら at all、ビジネスや試験なら whatsoever を押さえておくと安心です。

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投稿者プロフィール

川端 啓豊
川端 啓豊
東京大学法学部卒。大学卒業後、自動車メーカーにて勤務し、働きながら公認会計士試験に一発合格(合格者のうち、上位3%合格)。
現在は監査法人にて会計監査・IT監査に従事するとともに、海外経験なしで英語を習得した経験を生かして英語教育業に携わっています。
保有資格:公認会計士、英検1級、TOEIC960点